フェースブックやツイッターなどのSNSについては,プライバシー保護に関して,さまざまな危険性が指摘されています。 最近も,こんな良いことがありましたので,ご報告します。 1999年,私は,米国オハイオ州の田舎町にいました。 当時はまだ日本企業の勢いがあったころで,オハイオにもホンダなど多くの日系企業の工場があり,州都コロンバスには駐在員が多く住んでいましたが,2つの村にいた日本人は,私1人でした。 地元の公立学校(幼,小,中,高まで1つの敷地にある)で,AJT(日本語教師助手)をしながら,一般家庭にホームステイしました。 1軒めのホストファミリーはゴルフ場,2軒目のホストファミリーは酪農兼メープルシロップの農家でした。メープルシロップというとカナダ産が有名ですが,五大湖近くのオハイオでも,良質のシロップが採取できます。 前者は見渡す限りの広大なゴルフ場,後者も地平線まで果てしなく続く放牧場の中で,新鮮な牛乳と野菜,ホストマザー手作りのレモンパイを食べて,本当に幸せな時間を過ごしました(そして,10キロ太って帰ってきました)。 帰国後,就職や司法試験勉強を経て,すっかり音信不通になっていましたが,時々インターネットで探していたところ,フェースブックで友人や上司(校長先生),すっかり大人になった当時の教え子を見つけることができました。出産祝いに手作りのブランケットを贈ってもらうなど,交流を再開しています。 そして,先月ようやく,メープルシロップ農家のホストファミリーが今でも健在で(おそらく90歳近いと思われます),元気な様子をうつした写真がフェースブックにアップされているのを見つけました。早速,「メッセージ」のやりとりをしました。14年ぶりの再会です。 国と国の間にさまざまな問題があっても,人と人の関係は国境を越えても普遍です。いつか,今度は私がホストマザーとなって,国際文化交流の恩返しをしたいと思っています。
ただ,誰でも簡単に,秘密保全法反対運動など政治,社会問題の情報交換・意見表明ができるだけでなく,古い友人や同級生を発見して繋がったり,新たな縁を築いたりすることもできます。
半年くらいずつ,2つの村で暮らしました。Centerburg は人口約1700人,Fredericktownは約2400人の,本当に小さなコミュニティでした。
グランマ(ホストマザーのことをこう呼んでいます)には,このクリスマス,彼女が好きだった安野光雅の「旅の絵本」をプレゼントする予定です。近々,会いにも行くつもりです。
弁護士のひとりごと(50) FACEBOOKで再会
【ご案内】「シルバー世代のための法律セミナー」IN南区 第3回開催のお知らせ
今年の10月から12月にかけて、南区の医療法人財団善常会様と当事務所との共催で「シルバー世代のための連続法律セミナー」を開催しています。
そして、今週末12月7日(土)に、セミナーの第3回(最終回)が開催されます。
場所は、南区の「善常会リハビリテーション病院」です。
第3回のテーマは、「成年後見」です。
「成年後見」という言葉はよく聞くようになりましたが、実際どんな場面で活用できる制度なのか、知る機会はあまり多くありません。今回は、法律の専門家である弁護士が、成年後見制度について分かりやすくご説明致します。
成年後見制度は、認知症などにより物事の判断が十分にできなくなった方の財産管理などを家庭裁判所などの監督の元に行う制度です。高齢者を支援し、「認知症になっても自分らしく生活する」ことを実現する制度です。
たとえ認知症になっても、自分らしく生きるためのポイントである「成年後見制度」について、この機会に一緒に学びませんか? 将来に不安を抱える方はもちろん、高齢者を支えるご家族の方にも必聴です。
セミナーは参加費無料・事前申込不要となっていますので、お気軽にご参加下さい。
また、セミナー後、無料法律相談会も実施します。セミナー当日の法律相談を希望される方は、当事務所(電話 052-211-2236)の担当:松田、岩本までお問い合わせ下さい。
詳細は、チラシ をご覧下さい。
【セミナーの概要】
12月7日(土) 13時~15時
テーマ : 成年後見「認知症になっても大丈夫 ~成年後見制度の活用~」
講 師 : 弁護士 稲垣宏子
【場所】
善常会リハビリテーション病院4階
住所 : 名古屋市南区松池町1-11
【問い合わせ先】
名古屋第一法律事務所
電話 : 052-211-2236 (担当 : 岩本・松田)
弁護士のひとりごと(51) 食材偽装について
1960年にニセ牛缶事件という出来事があった。ある主婦が牛肉大和煮の缶詰に「ハエが入っていた」として保健所に検査を依頼したところ,中身は牛肉ではないことが判明した。その後,主婦連合会が各社の牛肉大和煮の缶詰を調査したところ,牛肉ではなく鯨肉や馬肉が入っている「牛肉大和煮」の缶詰がたくさん発見された。主婦連合会が表示と実際の不一致の問題を追及した結果,1962年に景品表示法(不当景品類及び不当表示防止法)が制定された。
それから50年経過した現在,ニセ牛缶事件のころと状況は全く変わっていない。この間も食材偽装について景品表示法違反を理由に措置命令が出ることが数年に1件程度あったが,平成25年6月に東京ディズニー系列3ホテルとプリンス系列4ホテルで表示と異なる食材が用いられていたことが公表された。そして,平成25年10月22日,阪急阪神ホテルズが運営する8ホテル及び1事業部の23店舗の47商品でメニュー表示と異なる食材が使用されていたことが公表された。その後,数週間のうちに数多くのホテルにおいて食材偽装が行われていたことが公表された。
そして,偽装はホテルだけにとどまらなかった。平成25年11月5日には高島屋グループが運営する百貨店において表示と異なった料理が提供されていたことが発表され,日本百貨店協会の調査では6割の加盟社のレストランや売り場で表記と異なる食材の使用が確認されたとのことであった。
まさに何を信じて良いのか分からない状況である。食材の表示に関する信頼がこれほどまで揺らいだのは,かつてのニセ牛缶事件のころ以来ではないかと思われる。
さて,このような食材偽装が発生する理由を考えてみたい。まず,消費者が味の違いを実感できないのに有名ブランド,有名産地を好んだことも要因だと思われる。しかし,消費者が違いに気がつかなくても,実際と異なる表示をすることが許されるわけではない。事業者が,消費者に気がつかれないことに乗じて,許されない表示をしたというのが,最大の要因であり,その意味で,事業者のコンプライアンス意識の欠如は嘆かわしい限りである。そして,行政の監視体制の不十分さも,食材偽装の一因である。そもそも,あらゆる取引を行政が監視することは出来ない。そのため,行政としては,良質な業界を育成して健全な取引が行われる環境を構築することが大きな課題となる。行政による監視は,そこからこぼれ出る不当な取引を対象とすることになる。したがって,行政による監視機能はどうしても限定的になってしまう。今回のように業界全体に問題がある場合は,容易に監視機能の限界を超えてしまう。
そこで,現に消費者庁が取り組みを開始したところではあるが,早急に,健全な業界の育成に再度着手し,事業者に必要な知識を身に付けさせ,モラルを向上させるべきである。その上で,景品表示法の措置命令権限を都道府県にも認める,課徴金制度導入する,不実証広告規制を適格消費者団体に認めるなどの規制強化をし,実効性ある監視機能を実現すべきである。
ニセ牛缶事件から50年経過しても状況に変化がないのであるから,この状況があっさりと改善されるとは思えない。しかし,この50年進歩がなかったことを大いに反省して,今から50年後には不当な表示がない社会を目指したいと思う。
弁護士のひとりごと(52) 洪太郎弁護士作詞の〝藤四郎賛歌〟が初演
先祖伝来の地〝尾張の国・瀬戸〟を陶器づくりで栄えさせた陶祖〝加藤 藤四郎景正〟が大陸の南宋での学びを経て瀬戸に定住して800年。これを記念しわが郷土は今、800年祭の真っ最中です。
その賛歌を不肖加藤洪太郎が作詞しました。
地域経済の新生めざす地元のいくつかの研究グループに参加してますが、その成果を作詞のコンセプトにつなげました。
1番は、進取の気概で海を渡った藤四郎の心を、2番は帰朝した彼を瀬戸で暮らそうと呼びかける地元の心を、そして3番は両者ともども瀬戸で栄えようという心を、それぞれ詩に著しました。
現代の藤四郎よ、瀬戸に来たれ!
と云うコンセプトです。
縁ある作曲家がこれをオーケストラ譜・合唱譜に作曲し、瀬戸市民オーケストラと瀬戸第九合唱団とが半年ほど練習を重ねて2013年暮れの初演となりました。
当日のソリストの一人は、そのお連れ合いが陶芸作家。
曰く
「舞台で歌ううち、いずれの日にか夫とともに瀬戸に引き寄せられて住むことになると予感しました」
初演コンサートの様子は、写真の新聞記事をご参照アレ。
新入所弁護士ご挨拶
はじめまして。この度、名古屋第一法律事務所に入所しました、青山玲弓(あおやま れゆみ)と申します。
私は、生まれも育ちも名古屋で、こよなく名古屋、愛知県を愛しておりますので、弁護士としてこの名古屋の地で活動できる喜びを日々感じております。
趣味は、ミュージカルや歌舞伎を観て現実逃避をすることです。先月まで、埼玉県にある司法研修所の寮に住んでいたのですが、東京には劇場がたくさんありますので、講義がない土日は東京に出て、劇団四季のミュージカルや歌舞伎を観に行ったりして、夢のような充実した休日を過ごしていました。(あまりにも楽しい休日を過ごしていたため、司法修習最後の試験に合格していなかったらどうしようという恐怖にかられたのは言うまでもありません・・・)
基本的にはインドア派ですが、水泳をすることは好きなのでスポーツセンターに泳ぎに行ったりします。水泳は、左右対称の動きが多いので、肩こりなども解消できますので、おすすめです。
興味・関心のある分野としましては、消費者被害事件です。私は、司法試験勉強のかたわら、いくつかの企業のアフターサービスのコールセンターで働いていました。コールセンターでの仕事では、消費者からの話を聞いて、自分たちで手配、対応できることはその場で行い、できないことは迅速な対応や原因の究明ができるように必要事項を聞き取った上で担当部署に連絡するという仕事をしておりましたので、ずっと消費者の生の声を聞いてきました。消費者を大切にする会社は、迅速で的確な対応をし、手落ちがあったとしてもそれ以上被害がひどくならないようにしています。しかし、そうでない会社は、どんなに状況を伝えても対応するのに時間がかかったり、非を認めず対応しない、ということもありました。その結果、リコール問題に発展したりするような状況を目の当たりにし、企業と消費者とのあり方について興味を持つようになりました。企業と消費者との適切な関係が保たれ、消費者が安心して生活できるように活動していけたらと思っております。
最後に、法律事務所は、心に不安を抱えながら来所される方が多いと思います。依頼者、相談者の方を法律的な面からサポートし、少しでも不安が軽減できるような活動をしていくよう心がけていきたいと思います。
皆様、どうぞよろしくお願いします。
弁護士のひとりごと(53) 「暇」な気持ち
下の子が高3。受験生の母としてのストレスはそれなりにあるが、親のできることはたかがしれている。それより、上の子と併せて22年続いた「子育て期間」がそろそろ終期にさしかかっていることを痛感せざるをえない。
思えば、「子育て期間」は幸せな時期であった。何がよいかといえば、くよくよ考える暇がなく、1日があっという間に過ぎるということである。朝起きてから寝るまで、分刻みでやることが決まっている。ちょっと油断をすれば、寝る時間を削らざるを得ないので、限られた時間の中で課題は終えなければならない。起案にしても、諸活動にしても、限られた時間の中でやらねばならない。自然と、段取りや効率化を考える。やれる範囲内でやる、やれないことにはくよくよ悩まず、割り切って先に進む。こういう生活は、実は非常に精神衛生によい。時間に余裕があるときは悩んだことについて悩まなくなった。自分の責任の範疇なのか否かで分別し、範疇を超えれば仕方がないと割り切れた。
それが、子育て期間が終わりに近づき、親としての仕事が、弁当作りを含む食事作りと、経済的な負担に限られるようになって、「暇だなぁ。何をやろうかな。」と考える時間が増えた。夜、食事が終わったとき、もしくは休日は、結局仕事くらいしかやることがない。休日も、夜も「暇」つぶしに仕事をすると、従前のように割り切れないことがでてくる。「これで本当によいのか。私の力不足だったのではないか。もっとよい解決手段があったのではないか。」と悩みが生じる。諸活動もしかりである。「この程度しかやれないのか。自分はこの程度の人間か。」との思いが増えた。
私の場合、弁護士開業と結婚とが同時期であった。その10年目で子育て期間に入り、ある意味、新規撒き直しで「再スタート」という感覚を持てた。その子育て期間が終了時を迎えるということは、「再々スタート」時期なのかもしれない。
しかし、「新規撒き直し」というような積極性はもてない。子育て期間より、精神衛生を保つ点では良くない時期であることは、もう感じだしている。足腰膝に年齢を感じだしてもいる。どうすればよいのか。意識的に、楽しいこと、自分のやりたいことをやって行くしかないか、しかし自分のやりたいことって何なんだ、と感じだしている今日この頃である。
【開催報告】「法律・福祉公開セミナー&無料相談会(第4回)」
12月14日(土)、当事務所において、NPOあいち・あんきネット及びコープあいちとの共催で「法律・福祉公開セミナー」第4回を開催しました。
テーマは、
『認知症と後見人』
講師:山本みね子(ケアマネジャー)・稲垣宏子(弁護士)
「超高齢社会」と言われる昨今、身の回りにも認知症を患っている方、高齢者の方は多くいらっしゃると思います。そのような中で、今回のセミナーでは20名を超す方々にお越しいただきました。
まず始めに、山本先生に「知っておきたい認知症の基本」と題して、認知症という病気自体からその症状、家族や周囲の方の接し方について、さらに認知症施策の方向性について講義をしていただきました。その後、稲垣宏子より成年後見制度の制度内容について講義をし、最後に両名による事例紹介がなされました。事例紹介により、知識としてだけではなく、実際の問題点からそれに対する対応までイメージしていただけたのではないかと思います。
第5回は、
○日時:2014年1月18日(土)13時~15時
(開場:12時30分~)
○テーマ:『高齢者を狙うあの手・この手
-悪徳商法から身を守る-』
○講師:北村 栄(当事務所所属弁護士) です。
※チラシ等当初のご案内では講師荻原典子(当事務所所属弁護士)でしたが、変更となりました。ご了承ください。
次回のセミナーは、高齢者を狙う詐欺被害と、その対策についてです。「オレオレ詐欺」が世間を賑わせてからかなりの月日が経ちますが、手口は巧妙かつ悪質化し、被害件数は一向に減りません。ご自身の身の周りの方がこのような被害に遭うことのないように、当事務所所属の弁護士より分かりやすく解説をします。
セミナーへの申込・参加費は不要で、どなたでもご参加いただけます。お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加下さい。
また、セミナー終了後(15時過ぎ~)は無料相談会を行います。こちらは予約制になっていますので、ご希望の方は 相談申込票 をダウンロードし、担当者までご送付下さい。
多くの方々のご参加をお待ちしています。
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年末年始における営業時間のご案内
さて、誠に勝手ながら、当事務所の年末年始の営業は、下記のとおりとさせていただきます。
皆様にはご迷惑をお掛けしますが、何卒ご容赦願います。
今年一年ご愛顧を賜りまして大変感謝申し上げますと伴に、皆様のご多幸をお祈りいたします。
記
年内営業 2013年12月27日(金) 17:00まで
年始営業 2014年1月6日(月) 9:00より
アースハート被害対策東海地区弁護団からのご報告
去る平成25年12月25日、アースハート被害対策東海地区弁護団は、株式会社アースハートに対し、第2次損害賠償請求訴訟を提訴しました。 今回の原告は17名、被害金額は合計3672万1795円です。第1次提訴の原告21名と併せると総勢38名、被害金額合計は金8249万7344円にものぼります。 アースハートとは、ハンドパワーやマインドパワーなる力があると装って、「マインドパワーを使えば病気が治る」「セミナーを受講すれば、自分でもマインドパワーを使えるようになる」などと言葉巧みに勧誘し、多数の人々に受講料名目で金70万円を支払わせている団体です(現在は値下げしている模様です)。 また、各地に施療所を設け、そこでマインドパワーによる施術を受けられるとして、施術を受けた人々から施術料として一回につき金3000円を支払わせています。原告である被害者の方々は、いずれも、自身や身内が治癒が難しい病や障害を抱えるなど、深い悩みを抱えています。 アースハートは、原告らのこのような悩みにつけ込み、何ら科学的根拠も実証的裏付けもないのに、病気が治る体験談などを月刊誌などに掲載したり、集会を開いて、酒やジュースの味を変えるという奇跡的行事の演出をしたり、会員に痛みが取れたと感想を述べさせるなどして、わらをもつかむ気持ちでいた被害者らをマインドパワーにより病気が治る、奇跡を起こせるという錯誤に陥れていました。 そのうえで、施術によって痛みが取れる等と言って、何度も施療所に通わせて施術料を支払わせ、さらには自分でもパワーを持てるようになると称して、セミナーに申し込みをさせるなどして、多額の金員を拠出させていました。また、マインドパワーを維持するため、病気を治癒するため、と称して、入会した会員らにさらなる会員の獲得を強いていました。 このため会員は、自身の身内や友人をアースハートに勧誘せざるを得ず、これによって身内や友人との人間関係が壊れた方も多くいます。 アースハートの本拠地福岡でも訴訟が起こされており、今年3月には判決が言い渡される予定です。 しかし、アースハートは現在も活発な勧誘活動を続けています。 最近では、アースハートという団体名を名乗らず、単に「マインドパワー勉強会」などと称して各地でセミナーを開催しているようです。 ですので、アースハートという名称に限らず、「マインドパワー」「手かざしで病気が治る」などと標榜する団体には、くれぐれもご注意下さい。 現在、第1次訴訟の第一回口頭弁論期日が終了し、次回口頭弁論は平成26年1月27日です。引き続き、ご支援をお願い申し上げます。
「法律・福祉公開セミナー&無料相談会(第5回)」まもなく開催します!
当事務所では平成24年9月から平成25年3月に、NPOあいち・あんきネット及びコープあいちとの共催で、法律・福祉公開セミナーを開催いたしました。おかげさまでご好評を頂いたこと、「前回のセミナーも聞きたかった」などのご意見を頂いたことから、本年も開催することになりました。
第5回目のセミナー開催が迫って参りましたので、ご案内致します。
日時:1月18日(土)13時~15時
テーマ:『高齢者を狙うあの手・この手
-悪徳商法から身を守る-』
講師:北村 栄(弁護士)
※当初のご案内では講師荻原典子(当事務所所属弁護士)でしたが、変更となりました。ご了承ください。
今回のセミナーは、高齢者を狙う詐欺被害と、その対策についてです。
悪質業者は、高齢者の健康不安や孤独など、心の隙に付け込んで大切な財産をだまし取っていきます。「オレオレ詐欺」が世間を賑わせてからかなりの月日が経ちますが、被害件数は一向に減りません。しかも、その手口は年々巧妙かつ狡猾になっています。
ご自身の身の周りの方がこのような被害に遭うことのないように、高齢者に多いトラブル事例や手口などの「情報」を集めることはとても有効です。
悪質業者の被害から身を守る智恵を、講師が分かりやすく解説します。
セミナーの終盤には質疑応答も予定していますので、「ちょっと聞いてみたい」こと、日頃疑問に思っていらっしゃることがあれば、この機会にどんどんご質問ください。
本セミナーは参加費無料・参加申込不要です。思い立ったら、どなたでもご参加頂けます。お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
また、セミナー終了後(15時過ぎ~)には無料法律相談会を行います。こちらは予約制になっておりますので、ご希望の方は、 相談申込票 をダウンロードの上、担当者までFAX又は郵送でお申し込みください。
多くの方々のご参加・お申し込みをお待ちしています。
事務所ニュース 2013年8月号・2014年1月号
2014年1月号 | |
『今年、憲法が大きな争点となる 』 | 弁護士 川口 創 |
『名張毒ぶどう酒事件の動向 』 | 弁護士 井上健人 |
『電力、その「地消他産」から「地消地産」へ 』 | 弁護士 加藤洪太郎 |
『フィールドワーク① 地域再生に取り組む福島を訪れて 』 | |
『フィールドワーク② 世界一危険な浜岡原発 』 | |
『フィールドワーク③ 再び被災地宮城を訪れて 』 | 事務局 中島崇博 |
『フィールドワーク④ 日本一の原発密集地福井を訪れて 』 | |
『相続・遺言・後見Q&Aリーフレットが出来ました 』 | |
弁護士 川口 創2013年8月号
『なぜ今憲法が危機なのか
』
『危機はまだそこに
』
弁護士 北村 栄
『TPPを考える「開国」か「亡国」か
』
弁護士 田原裕之
『健康食品の送り付け被害に気をつけて!
』
弁護士 小田典靖
『大連から中小企業の明日を見据え、平和の土台作りに貢献したい
』
弁護士 夏目武志
『成年被後見人の選挙権
』
弁護士 久野由詠
『建築紛争法務部、交通事故法務部からお知らせ
』
相続・遺言・後見Q&Aリーフレットができました
当事務所では、弁護士11名と事務局10名が「相続後見法務部」に所属し、相続や後見に関するご相談・ご依頼に対応させて頂いています。
また、2年連続でセミナーを開催し、相続や後見、消費者被害、税金対策等について、高齢者福祉に関する法律問題を身近に感じて頂けるような企画を提供してまいりました。
この度、将来いざというときにお手にとっていただければと考え、「相続・遺言・後見Q&A」リーフレットを作りました。ご家族の相続、将来に備えた遺言作成、判断力が衰えたときの後見の仕組みなど、知っておくときっと役に立つ基本的な知識について、Q&A方式でまとめました。
リーフレットは、相続等の問題を現に抱えている方のみならず、ご希望の方に広くお配りしていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
リーフレットは こちら からダウンロードもできます。
【開催報告】「法律・福祉公開セミナー&無料相談会(第5回)」
1月18日(土)、当事務所において、NPOあいち・あんきネット及びコープあいちとの共催で「法律・福祉公開セミナー」第5回を開催しました。とても寒い日だったにも関わらず、沢山の方にご参加頂けました。
テーマは、
『高齢者を狙うあの手・この手 -悪徳商法から身を守る-』
講師:北村栄(弁護士)
今回のセミナーは、高齢者を狙う詐欺被害とその対策について、という事で、実際にあった騙しの手口を寸劇を交えながら解説をさせて頂きました。「オレオレ詐欺」が世間を賑わせてからかなりの月日が経ちますが、近年ではその手口はかなり巧妙かつ狡猾化し、高齢者のみならず、誰が被害に遭ってもおかしくない程までに悪質化しています。
様々な手口があるので、その手口を知って頂く事でこのような被害に逢わないように気をつけて頂くのが1番ですが、万一被害者になってしまった時は、一刻も早く弁護士に相談する事の大切さをお話し、参加者からもご好評を頂きました。
次回は、
○日 時 : 2014年2月15日(土)13時~15時
(開場:12時30分~)
○テーマ : 『住み慣れた我が家でくらし続けるために
-地域連携の実例-』
○講 師 : 伊藤智幸(ケアマネジャー) です。
現在の超高齢社会かつ核家族社会において、「家族に迷惑をかけたくない」・「身内がいない」等の理由で、独り暮らしをされている高齢者が増えています。
『いくつになっても住み慣れた我が家で暮らし続けたい』との高齢者の思いにどう応えるか。
この問題について、弁護士以上に高齢者に密着し、日常生活を支えている福祉のスペシャリスト・伊藤さんを講師にお招きし、地域における高齢者支援のしくみと実践についてお話します。
セミナーへの申込・参加費は不要で、どなたでもご参加いただけます。お誘い合わせのうえ、お気軽にご参加下さい。
また、セミナー終了後(15時過ぎ~)は無料相談会を行います。こちらは予約制になっていますので、ご希望の方は 相談申込票 をダウンロードし、担当者までご送付下さい。
多くの方々のご参加をお待ちしています。
「女性弁護士による女性のための法律セミナー」開催のお知らせ
夫婦3組に1組が離婚する、と言われる時代になりました。
つまり、「自分には関係ない」と思っていた離婚が、ある日突然降りかかってくるかもしれない、ということです。
離婚の危機は、いつ、どんな理由で訪れるか分かりません。
朝食の目玉焼きの焼き加減のことで口論になり、それが離婚話にまでなってしまう、ということもあります。
もちろん、せっかく夫婦になったのですから、離婚などしないのが一番良いのですが、離婚が避けられない場合には、一方的に不利な離婚を強いられないようにしたいものです。
そのためには、いざという時のために今から離婚に関する正しい知識を身につけておくことが大切です。
女性弁護士が、女性の視点に立って、知っておきたい離婚の知識をご説明致します。
女性の皆さん、是非お誘い合わせのご参加ください。
・日時:2月22日(土)13時30分~15時 (受付13時~)
名古屋第一法律事務所 3階
・テーマ:『女性弁護士による女性のための法律セミナー
-知っておきたい離婚のイロハ-』
・講師:野田 葉子(弁護士)
また、セミナー終了後、ご希望の方に個別で30分程度の無料法律相談を実施します。
相談をご希望の方はお申し込みが必要ですので、事前にお電話、もしくは、お申込用紙
にご記入の上、ファックスをお願いします。(担当事務:佐藤里・山元)
漆原由香弁護士の退所のご挨拶
当事務所で執務しておりました,漆原由香弁護士が,当事務所を退所し,2014年2月1日付けで,夫である川津聡弁護士とともに下記住所にて『ひだ法律事務所』を設立いたしました。
ひだ法律事務所
〒506-0053
岐阜県高山市昭和町1丁目59番地3 大杉ビル1F
TEL 0577-57-8801
FAX 0577-57-8802
漆原由香弁護士は,入所以来,丁寧で的確な対応で依頼者の皆様の信頼に応えるとともに,様々な事件に精力的に取り組んで参りました。
大変有能で誠実な漆原弁護士に,これからも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
当事務所も,「すべての人が個人として尊重される、人にやさしい社会をめざして」の事務所理念のもと,所員一丸となって,より一層の業務の充実を図る所存ですので,引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
「漆原弁護士のご挨拶」
拝啓
梅花の候,皆様におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
私こと,このたび名古屋第一法律事務所を退所し,夫の川津聡弁護士と,私の故郷である岐阜県高山市で独立開業することとなりました。
まだまだ浅学非才の身ではございますが,今後もより一層の研鑽に努め,飛騨地方で唯一の女性弁護士として誠心誠意努力して参りますので,今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
PR: DYNAMITE 6 CAMPAIGN
弁護士のひとりごと(54) 毎日新聞にインタビューが載りました!
少し前のことになってしまいますが,1月20日(月)の毎日新聞朝刊の愛知県版の「インタビュールーム
」に,司法修習生の給費制廃止違憲国家賠償請求訴訟の原告団長として,インタビュー記事を載せていただきました。 掲載に先立ち,昨年12月11日には,名古屋地方裁判所の一番大きい法廷で,バーの中の当事者・代理人席はぎゅうぎゅう詰め,傍聴席もほぼ満員の中,第1回口頭弁論が開かれ,私は,原告の1人として「意見陳述」を行いました。 冒頭のインタビューは,このような第1回口頭弁論期日での意見陳述をもとに,より詳しい生い立ちや,給費制廃止がもたらす将来への懸念など,1時間以上,記者さんにじっくりお話を聞いていただけました。 「司法修習生の給費制廃止違憲訴訟」,今後もご支援よろしくお願い致します! HPあります → http://kyuhi-sosyou.com/
☆「いいね!」やフォローをお願いします☆
弁護士として登録した一昨年の12月20日以降,原告・被告代理人,刑事弁護人として発言したことは何度もありましたが,自らが証言台に立ち,裁判官を真っ直ぐ見据え,自分自身も関わる問題を当事者として訴えることは当然初めてした。
私の前の別の原告の意見陳述を聞いて貸与制の不合理さに対する怒りをあらためて感じていたことに加え,法廷全体も彼の発言に息をのむような張り詰めた空気であったこと,傍聴席の一番前には私の意見陳述の核として登場する母本人が座っていたこと,裁判所から「一人5分」という陳述の時間制限が設けられていたことが相俟って,私の緊張はピークに達していました。
前日には,当日陳述する原告で集まって予行演習を繰り返していたのですが,もともと緊張すると声が震えやすいこともあり,母の目の前で母子家庭で育ってきたことについての母親への思いを読み上げるという状況に,やはり涙がこみ上げてきてしまいました。それでも,時間をオーバーして後の裁判の進行に悪影響を与えるわけにはいかないので,声が詰まらないようにお腹に力を入れて,何とか陳述しきりました。
原告の中には,就職先事務所の理解など様々な事情で,メディアに出て自分の体験を話すことは難しい人が多くいます。事務所の理解・応援・支えがあるからこそ,私は,通常業務と並行して,この訴訟に尽力できているとつくづく思います。自分が取材に応じることで,このような声にならない多くの声を,これからも代弁していけたらと思っています。
そして,この訴訟を通じて日々学んでいる,法曹の憲法的存在意義や弁護団事件の戦い方といったことを,他の事件でも生かしていきたいという思いを強くしています。
Facebookやってます → https://www.facebook.com/kyuhi.sosho
Twitterやってます → https://twitter.com/kyuhisosyo65jim
「法律・福祉公開セミナー&無料相談会(最終回)」間もなく開催です!
毎回多数の方にご参加いただいている連続セミナーのご案内です。昨年9月より毎月開催してきましたが、次回はいよいよ最終回です。
日 時 : 2月15日(土)13時~15時
テーマ : 『住み慣れたわが家でくらし続けるために
-地域連携の実例- 』
講 師 : 伊藤智幸さん(ケアマネジャー)
& NPOあんきネットスタッフ
歳を重ねても住み慣れたわが家や地域で暮らし続けることは、誰もが抱く普遍的な欲求でもあるといえます。それを実現するためのひとつとして、厚生労働省は2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしが送れるよう「地域包括ケアシステム」の構築を推進しています。また、高齢者の生活を支える介護保険制度の次回改正が2015年度に控えています。
今回のセミナーでは、激変し続ける介護現場からケアマネジャーとして日々奮闘している伊藤智幸さんを講師に、「地域包括ケアシステム」「改正介護保険制度」を切り口に、地域で支える高齢者支援の仕組みについて学習します。
また後半では、NPOあいちあんきネットのスタッフより、この間の支援活動から見える地域連携について実例を紹介させていただきながら、みなさんと共に私たちの生活の基盤となる地域について考えてみたいと思います。ご期待ください。
本セミナーは参加費無料・参加申込不要です。思い立ったら、どなたでもご参加頂けます。お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
また、セミナー終了後(15時過ぎ~)には無料法律相談会を行います。こちらは予約制になっておりますので、ご希望の方は、 相談申込票 をダウンロードの上、担当者までFAX又は郵送でお申し込みください。
多くの方々のご参加・お申し込みをお待ちしています。
弁護士採用情報 67期の司法修習生のみなさまへ
67期の司法修習生のみなさまへ
当事務所では、以下の日程で事務所説明会を開催いたします。
① 2月15日(土) 午後5時30分~午後7時30分
② 3月8日(土) 午後4時00分~午後6時00分
事務所説明会への参加を希望される修習生の方は、直接採用担当弁護士まで、電話またはメールにてお問い合わせください。
担当弁護士 堀江哲史
TEL:052-211-2236(代表)
E-mail:s-horie@daiichi-law.gr.jp